さて、久しぶりのJ2534ネタです。
SAE J2534とはが車とPCのコミュニケーション規格で、すでに米国で販売するすべての自動車メーカーが対応します。
これが普及する将来は、ディーラー専用ツールを使ったスタンドアローンの整備でなく、インターネットインフラがあれば、自動車メーカーのライセンス購入で、だれでも自動車と自自動車メーカーのサーバーへ直接アクセスして自動車ダイアグ、ECUフラッシュなどが可能となります。
Automiltechが提供するCarDAQ-PLUSはDrewtechnology社製の世界で唯一全自動車メーカーの認定をうけたJ2534ツールです。

これがKit内容です。
本体に加えすべての規格に対応したデータリンクコネクター
PCとの通信につかうUSBケーブル、イーサネットケーブル、ドライバーインストール用CD、クイックインストールガイド。
イーサーネットを使えば、まさに自動車メーカーのサーバーに、ご自身のクライアントPCを介して車にLANに接続となります。

フロント面です。
電源状態を示す、LED、通信状態を示すLEDとUSB接続ポートがあります。

こちらが裏面です。
データリンクコネクター用ポート、A/Dインプットの15pinコネクターを接続します。15pinコネクターは、16bitのアナログ信号(0~27.5V)の入力用に6チャネル実装、バッテリーポートとグランドポートをもっています。
また、三菱、スバルなどの外部プログラム用のソケットです。
すでに紹介しているようにToyotaUSAではTechstream、CarDAQ-PLUSとのセット販売もしております。また、LiteセットではMangooseとのセット販売もされています。
最近GMが完全移行のうごきも見せ初めております。
Tech2,GDSの次の次世代バージョンとして投入した
GDS2(Global Diagnostic System 2)。これはGMの次世代のパススルーをつかったダイアグシステムです。
ちなみに以下がNASTFのMike Chabotの記事(2011.3.17)に載ったACDelcoのe-Businessマネージャーのコメントです。
GMの今後の動きを示した例です。
"GMディーラーはあらゆる技術情報はGMの了解が必要です。これにはサービス情報、プログラミング、ダイアグソフト、TIS2WEBアップデートを含みます。 これらはGMが推奨するアフターマーケット製品も含みます。"
"アフターマーケットのショップに対して、 GDS 2 $55/3日、1月/$225、1年/$550で提供されます。" "まだ完全ではないが、GMはDrew Technologyのようなアフターマーケットのメーカーと議論しながらSAE J2534ケーブルで GDS2適合するシステムを開発しています。"
米国ではじまったシステムですが、間違いなく今後世界中に波及します。
一部メーカーではヨーロッパでも同じシステムを始めています。
相変わらず一番遅い日本ですが、インターネットに国境はありません。
すでにJ2534仕様の車両ではもちろん対応できます。
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