PCMSCAN

まずは安価に構築するにはPCMSCANです。
これとMLS002を使ってライブデータのトラッキングするだけでも潜在的な不良の検出に役立ちます。
ただし、グローバルOBD車対象なので、日本車の場合はMY2008以降です。

以下に簡単な機能の紹介をいたします。

まずはダッシュボード機能です。

最大8個のグラフ表示が可能です。表示デザインもお好みに応じて改良できます。
また、マップは３Dビューで視覚的にわかりやすい表示です。この辺はPCでしかできない部分だと思います。

あと何といってもPCの真骨頂はデータロギングです。
以下がサポートされるデータです。

• 220のジェネリックOBD - IIパラメータ （O2センサを含む）。
• 外部入力（AUX)によるInnovate Motorsports LM-1 Wide Band O2 meter
• 外部入力（AUX)による AEM UEGO wide band O2  
• 外部入力（AUX)による TechEdge wide band O2 meter
• 外部入力（AUX)によるPLX Devices iMFD Sensor Module
• 外部入力（AUX)による Zeitronix ZT-2 wide band air/fuel meter 
• リアルタイム（1msのログ精度）でログファイルを記録再生可能
• 保存したデータのオフライン分析
• 再生速度は速くしたり、遅くしたり任意に調整することができます。
• 記録容量に制限はありません。PCの保存限界まで保存できます。 
• English単位とメートル法（SI）の単位測定システムがサポートされています。
• カスタマイズ可能なログファイルのデータは、CSVファイルでエクスポートしてExcelのような他のプログラムで簡単に編集解析が可能です。
• 外部データと簡単に相関できるようにリアルタイムをログに記録します。
• データ取り込み速度を上げるために読み取り優先順位の高いPIDを割り当てることができます。
• データログをブックマーク処理が可能です。もしミスファイアなどに気づいたときにF6をクリックしてブックマークに登録できます。ブックマーク機能をつかえば、故障時点のデータ部分の読み出し効率があがります。
  
  
  
  
  
  
  
   

Palmer Performance Engineering

いろいろPalmer Performance Engineeringの日本での正規販売が始まります。

故障診断ソフトウェアとしてはもっともすぐれています。
PCを使った診断に興味がある方にお勧めです。

PCへソフトウェアをインストールして、MLS002などのインターフェースがあれば、すぐに診断が可能です。
さらに、Drew TechnologiesのMongooseなども対応しますので比較的低コストで拡張性が高く、データの解析に有利なPCマシーンが構築できます。

以下、参考の最低と最高導入コストをしめします。
PCは既存手持ちがあればかなり安く構築できます。

Genericコード対応参考価格
　(PC　XP中古　3万円)
　MLS002　　　1.2万
　PCMSCAN　　1万

高機能拡張コード対応参考価格（J2534も対応、ディーラーレベル）
　(PC　XP中古　3万円)
　Mongoose　　　5万
　ScanXL pro+enhanced　　3万